和历年号は6つだけ?元号の数に関するよくある誤解
令和、平成、昭和、大正、明治、そして最初の元号「大化」。多くの人が「和暦=この6つの年号」と思いがちですが、実はこれは大きな誤解です。
日本の元号制度は、645年の「大化」から始まり、現在までに248個(令和6年時点)もの元号が使われてきました。
なぜ「6つしかない」と思ってしまうのか?
- 一世一元の制度:明治以降は、天皇一代につき一つの元号だけが使われるようになりました。
- 日常で使うのは近代元号だけ:学校・行政・書類などで登場する元号は、ほとんどが明治以降の5つ。
- 前近代の元号はなじみが薄い:江戸時代以前は、天変地異や吉兆などの理由で頻繁に改元が行われていました。
実際には248個の元号が存在
たとえば「応仁」「永正」「天保」など、歴史の教科書で見かける年号もすべて元号の一部です。
下の図は、歴代の元号で特によく使われた漢字のランキングです。

まとめ:和暦は長い歴史の積み重ね
「和暦は6つしかない」というのは現代の生活に根ざした見方にすぎません。
実際には、和暦は1300年以上続く日本の歴史と文化を映し出す貴重な制度です。
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